遊び方と盤の読み方
覚えることは「座標で場所を言う」「駒の価値で損得を測る」「時計を見る」の3つ。ルールそのものは普通のチェスです。
01どんなゲームか
Chess Online Multiplayer は、Foony が開発し CrazyGames で配信されている無料のチェスです。本体は foony.com に置かれていて、配信ページはそれを iframe で読み込む形になっています。つまり遊ぶ場所は CrazyGames でも Foony でも同じで、進行状況はアカウントに紐づけてクラウドに保存されます。
ルールは通常のチェスと変わりません。8×8の盤、16枚ずつの駒、王手と詰み、キャスリング、アンパッサン、プロモーション。この4つの特殊ルールも自動で判定されます。加えてこのゲーム固有なのは、相手を11段階のボットから選べる点と、持ち時間を30秒から30分まで設定できる点です。
画面表示は英語だけです。日本語のUIも、日本語のチュートリアルもありません。ただしチェスの駒と盤は万国共通なので、英語が読めなくても対局そのものは成立します。困るのは設定画面と実績の条件説明です。当サイトはその2つを日本語に直すことを主な目的にしています。
02盤の座標の読み方
チェスの盤は縦横8マスずつで、列を左から a b c d e f g h、段を下から 1 2 3 4 5 6 7 8 と呼びます。白から見て左下が a1、右上が h8 です。駒の位置はこの2つを組み合わせて「e4」「d5」のように書きます。以後このサイトでは、手順をすべてこの座標で表記します。
黒から見ると盤は左右が入れ替わって見えますが、座標の名前は変わりません。画面下の自分の駒の並びが、白なら1段目、黒なら8段目になります。盤を反転する設定もあるので、対局中に盤の向きが変わっても、a1 がどこかは常に同じです。
| 列 | 読み | 初期配置の駒(白) | 備考 |
|---|---|---|---|
| a / h | エー / エイチ | ルーク | 端の列。キャスリングで動く |
| b / g | ビー / ジー | ナイト | 実績「Fianchetto Fanatic」の狙い目 |
| c / f | シー / エフ | ビショップ | 斜めにしか動けない |
| d | ディー | クイーン | 白のクイーンは白マス |
| e | イー | キング | 1.e4 はこの列のポーンを2マス進める手 |
03駒の動きと価値
駒の働きを比べるとき、慣習的に「ポーン=1」を基準にした数値が使われます。ナイトとビショップが3、ルークが5、クイーンが9です。この数値は FIDE の競技規則に書かれているものではなく、指す人たちの間で共有されてきた目安です。とはいえ「ルークをタダで渡すのはポーン5枚分の損」という感覚は、そのまま形勢判断に使えます。
王だけは数えません。王を取られたら終わりなので、価値ではなく「絶対に失えない駒」として扱います。終盤になって盤上の駒が減ると、ビショップはナイトより少し強く、逆に序盤はナイトのほうが動きやすい、といった差も出てきます。
| 駒 | 英語表記 | 価値の目安 | 動き | このゲームでの注意 |
|---|---|---|---|---|
| ポーン | Pawn | 1 | 前に1マス(初手のみ2マス)。取るときは斜め前 | 最終段まで進むと昇格メニューが出る |
| ナイト | Knight | 3 | L字(縦2・横1)。駒を飛び越えられる | 8方向。盤の端では動きが半減する |
| ビショップ | Bishop | 3 | 斜めに何マスでも | 同じ色のマスにしか行けない |
| ルーク | Rook | 5 | 縦横に何マスでも | キャスリングでも動く |
| クイーン | Queen | 9 | 縦横斜めに何マスでも | 実績「Harem」は3枚同時所持が条件 |
| キング | King | — | 周囲1マス。相手の利きには入れない | 取られた時点で終局 |
041局の流れ
対局後は盤を振り返るレビュー機能があり、ヒントボタン、待った(Undo)も使えます。ただし待ったを使うと、実績の多くが定めている「Undo を使わずに」という条件を満たさなくなるので、実績狙いの対局では押さないようにしてください。
- トップで「Play」を選び、相手を決めます。ボットなら11段階から1つ、人間なら招待リンクを作って共有します。
- 持ち時間を決めます。既定は1人10分。30秒・1分・5分・10分、または最大30分まで。時計を切ることもできます。
- 白が先手です。盤上の駒をクリック(スマホはタップ)すると、動かせるマスに丸いガイドが出ます。相手の駒があるマスは赤く表示されます。
- 手を指すと時計が減ります。減るのは指した側の持ち時間だけで、1手ごとの制限時間はありません。
- 詰み、時間切れ、投了、引き分けのいずれかで終局し、理由が書かれたバナーが出ます。
05勝ち負けと引き分けの決まり方
- 勝ち
- 相手を詰ませる、相手が投了する、相手の時間が切れる。ボット側から投了を申し出てくることもあります。
- 引き分け(ステイルメイト)
- 手番の側に合法手がなく、かつ王手されていない状態。
- 引き分け(同一局面の反復)
- 同じ局面が3回現れると自動で判定されます。
- 引き分け(50手ルール)
- 駒を取らず、ポーンも動かさないまま50手が過ぎると引き分けになります。
- 引き分け(子力不足)
- キングだけ、あるいはキングとビショップ程度しか残らないと詰みようがないため引き分けです。
- 時間切れでも負けにならない例
- 時間が切れた側の相手に、詰ませるだけの駒が残っていなければ引き分けになります。
06最初の10手でやること
- 中央の4マス(d4 d5 e4 e5)に自分のポーンを置く。ここを取ると駒が動きやすくなります。
- ナイトとビショップを早めに出す。ただし1手目からクイーンを前に出すのは、狙われやすいので避けます。
- キングを守る。キャスリングは「キングとルークが1手で動く」特殊な手で、条件を満たせば序盤に済ませるのが定石です。
- 相手の駒がどこを狙っているかを毎手確認する。このゲームは合法手がガイドで出るので、逆に「相手の利き」を見落としやすいです。
- 序盤で大きな駒を取られたら、その時点で待ったを使うか、負けを受け入れて次の対局に切り替えます。