序盤の手順(座標つき)
初手は大きく4つ。どれを選んでも負けにはなりませんが、その後の展開と、取りやすい実績が変わります。
01初手の4択
白の初手として実戦でよく指されるのは 1.e4、1.d4、1.Nf3、1.c4 の4つです。どれも「中央に駒を効かせる」という目的は同じで、違いは展開の速さと、相手に強要する応手の種類です。
1.e4 は最も直接的で、中央のポーンを2マス進めます。相手は 1...e5 か 1...c5 で応じるのが普通です。初心者どうしなら、この形から駒を出し合う展開になりやすいので、最初の1局に向いています。
1.d4 はもっと重く、じっくりした展開になります。1.Nf3 と 1.c4 は、相手の出方を見てから形を決める柔軟な初手です。ボット相手の練習では、1.e4 で始めて、慣れたら 1.d4 に変える順番が分かりやすいです。
| 初手 | 意味 | よくある応手 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 1.e4 | 中央のポーンを2マス進める | 1...e5、1...c5 | 開放的な打ち合いが好きな人 |
| 1.d4 | 同じく中央だが、より重い形 | 1...d5、1...Nf6 | じっくり組み立てたい人 |
| 1.Nf3 | ナイトを先に出す | 1...d5、1...Nf6 | 相手の出方を見たい人 |
| 1.c4 | 横から中央を狙う(英語圏では English) | 1...e5、1...Nf6 | 定跡を暗記したくない人 |
02白の定番3つ
イタリアン・ゲームは 1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 の形です。ビショップを c4 に出して f7(黒の弱点)を狙います。駒の働きが素直で、初心者が最初に覚える形として定番です。
ロンドン・システムは、白がまず d4 と Nf3、Bf4 を組む形です。相手の応手が何であっても似た組み立てになるので、手順を覚える負担が小さく、このゲームのボット戦のように毎回違う相手と打つ場面に向いています。
クイーンズ・ギャンビットは 1.d4 d5 2.c4 で、c4 のポーンを差し出す代わりに中央を支配する形です。「ギャンビット」は駒を捨てて主導権を取る指し方の総称で、実績「King’s Gambit」もこの一種です。
- イタリアン:1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4
- ロンドン:1.d4 2.Nf3 3.Bf4(順序は相手次第)
- クイーンズ・ギャンビット:1.d4 d5 2.c4
03黒の応手
1.e4 に対しては 1...e5 が最も素直です。これで互角の形になり、イタリアンやルイ・ロペスに進みます。もう一つよく使われるのが 1...c5 のカロ・カンで、白の中央を横から崩しにいきます。ボット戦では、この2つを交互に試すと形の違いが体で分かります。
1.d4 に対しては 1...d5 が対称形です。1...Nf6 からキングス・インディアン(...g6 ...Bg7 と組む)にすると、白の中央に圧力をかける展開になります。どちらも「中央を譲ってから反撃する」という考え方は共通しています。
04実績に直結する手順
このゲームの実績25件のうち、狙って取れるものがいくつかあります。条件は英語で書かれていますが、要は「特定の手順で詰ませる」ものです。ここでは代表的なものを、座標つきで示します。
フールズ・メイトは最短の詰みで、白が2手で詰みます。白が 1.f3 2.g4 と進めた場合、1...e5 2...Qh4# で終わります。実績「Fool’s Mate」はこの形で詰ませたときに付きます。
| 実績名 | 条件の要約 | 手順の例 | 難度 |
|---|---|---|---|
| Fool’s Mate | 2手目で詰ませる | 1.f3 e5 2.g4 Qh4# | 低(相手のミス待ち) |
| King’s Gambit | 1.e4 e5 2.f4 の形から詰ませる | 1.e4 e5 2.f4 exf4 3.Nf3 … | 中 |
| Bongcloud Attack | 1.e4 e5 2.Ke2 の形から詰ませる | 1.e4 e5 2.Ke2 Nf6 3.d4 … | 中 |
| Scholars Mate 系 | 4手以内の詰み | 1.e4 e5 2.Bc4 Nc6 3.Qh5 Nf6 4.Qxf7# | 低(初級ボット相手) |
| Foony’s Moving Castle | 初めてキャスリングする | 条件を満たした時点で自動 | 低 |
| *teleports behind you* | 初めてアンパッサンで取る | 相手ポーンの2マス進みに合わせる | 低 |
05序盤で崩れないための3条件
これらはチェス一般の原則ですが、本作では「待った」と「ヒント」があるぶん、序盤の失敗を取り返せてしまいます。取り返した対局は実績の条件を満たさないので、練習と実績狙いは分けて考えるのが効率的です。
- クイーンを早く出さない。序盤のクイーンは狙われやすく、逃げるだけで手数を使います。
- キングの周りを開けない。f2・g2(黒なら f7・g7)のポーンを動かすと、斜めから詰まされやすくなります。
- 駒をタダで置かない。1手ごとに、相手の駒がどこを狙っているかを確認します。このゲームはガイド表示があるぶん、自分の利きだけを見て満足しがちです。
06このサイトの手順表記
手順は「1.e4 e5」のように、手数・白の手・黒の手の順に並べます。駒の記号は K(キング)Q(クイーン)R(ルーク)B(ビショップ)N(ナイト)で、ポーンには記号を付けません。# は詰み、+ は王手、x は駒を取る手を表します。
この表記は英語圏の標準的な書き方で、本作の実績説明にも同じ形が使われています。実績の条件文を読むときは、この記号が読めれば条件の意味がほぼ分かります。