8×8チェス・オンライン 戦術帖

序盤の手順(座標つき)

初手は大きく4つ。どれを選んでも負けにはなりませんが、その後の展開と、取りやすい実績が変わります。

更新 · 2026-10-27

01初手の4択

白の初手として実戦でよく指されるのは 1.e4、1.d4、1.Nf3、1.c4 の4つです。どれも「中央に駒を効かせる」という目的は同じで、違いは展開の速さと、相手に強要する応手の種類です。

1.e4 は最も直接的で、中央のポーンを2マス進めます。相手は 1...e5 か 1...c5 で応じるのが普通です。初心者どうしなら、この形から駒を出し合う展開になりやすいので、最初の1局に向いています。

1.d4 はもっと重く、じっくりした展開になります。1.Nf3 と 1.c4 は、相手の出方を見てから形を決める柔軟な初手です。ボット相手の練習では、1.e4 で始めて、慣れたら 1.d4 に変える順番が分かりやすいです。

初手の比較
初手意味よくある応手向いている人
1.e4中央のポーンを2マス進める1...e5、1...c5開放的な打ち合いが好きな人
1.d4同じく中央だが、より重い形1...d5、1...Nf6じっくり組み立てたい人
1.Nf3ナイトを先に出す1...d5、1...Nf6相手の出方を見たい人
1.c4横から中央を狙う(英語圏では English)1...e5、1...Nf6定跡を暗記したくない人

02白の定番3つ

イタリアン・ゲームは 1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 の形です。ビショップを c4 に出して f7(黒の弱点)を狙います。駒の働きが素直で、初心者が最初に覚える形として定番です。

ロンドン・システムは、白がまず d4 と Nf3、Bf4 を組む形です。相手の応手が何であっても似た組み立てになるので、手順を覚える負担が小さく、このゲームのボット戦のように毎回違う相手と打つ場面に向いています。

クイーンズ・ギャンビットは 1.d4 d5 2.c4 で、c4 のポーンを差し出す代わりに中央を支配する形です。「ギャンビット」は駒を捨てて主導権を取る指し方の総称で、実績「King’s Gambit」もこの一種です。

  • イタリアン:1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4
  • ロンドン:1.d4 2.Nf3 3.Bf4(順序は相手次第)
  • クイーンズ・ギャンビット:1.d4 d5 2.c4

03黒の応手

1.e4 に対しては 1...e5 が最も素直です。これで互角の形になり、イタリアンやルイ・ロペスに進みます。もう一つよく使われるのが 1...c5 のカロ・カンで、白の中央を横から崩しにいきます。ボット戦では、この2つを交互に試すと形の違いが体で分かります。

1.d4 に対しては 1...d5 が対称形です。1...Nf6 からキングス・インディアン(...g6 ...Bg7 と組む)にすると、白の中央に圧力をかける展開になります。どちらも「中央を譲ってから反撃する」という考え方は共通しています。

04実績に直結する手順

このゲームの実績25件のうち、狙って取れるものがいくつかあります。条件は英語で書かれていますが、要は「特定の手順で詰ませる」ものです。ここでは代表的なものを、座標つきで示します。

フールズ・メイトは最短の詰みで、白が2手で詰みます。白が 1.f3 2.g4 と進めた場合、1...e5 2...Qh4# で終わります。実績「Fool’s Mate」はこの形で詰ませたときに付きます。

実績に対応する手順
実績名条件の要約手順の例難度
Fool’s Mate2手目で詰ませる1.f3 e5 2.g4 Qh4#低(相手のミス待ち)
King’s Gambit1.e4 e5 2.f4 の形から詰ませる1.e4 e5 2.f4 exf4 3.Nf3 …中
Bongcloud Attack1.e4 e5 2.Ke2 の形から詰ませる1.e4 e5 2.Ke2 Nf6 3.d4 …中
Scholars Mate 系4手以内の詰み1.e4 e5 2.Bc4 Nc6 3.Qh5 Nf6 4.Qxf7#低(初級ボット相手)
Foony’s Moving Castle初めてキャスリングする条件を満たした時点で自動低
*teleports behind you*初めてアンパッサンで取る相手ポーンの2マス進みに合わせる低

05序盤で崩れないための3条件

これらはチェス一般の原則ですが、本作では「待った」と「ヒント」があるぶん、序盤の失敗を取り返せてしまいます。取り返した対局は実績の条件を満たさないので、練習と実績狙いは分けて考えるのが効率的です。

  • クイーンを早く出さない。序盤のクイーンは狙われやすく、逃げるだけで手数を使います。
  • キングの周りを開けない。f2・g2(黒なら f7・g7)のポーンを動かすと、斜めから詰まされやすくなります。
  • 駒をタダで置かない。1手ごとに、相手の駒がどこを狙っているかを確認します。このゲームはガイド表示があるぶん、自分の利きだけを見て満足しがちです。

06このサイトの手順表記

手順は「1.e4 e5」のように、手数・白の手・黒の手の順に並べます。駒の記号は K(キング)Q(クイーン)R(ルーク)B(ビショップ)N(ナイト)で、ポーンには記号を付けません。# は詰み、+ は王手、x は駒を取る手を表します。

この表記は英語圏の標準的な書き方で、本作の実績説明にも同じ形が使われています。実績の条件文を読むときは、この記号が読めれば条件の意味がほぼ分かります。